ネタ帳を見返すと迷路が広がっていた。

ネタ帳を見返す時の難しさ

毎日、新しい事をひねり出すのが必要となった。

 

このブログを立ち上げるにあたって日々の出来事を書くので

どうしてもネタ帳というものが必要になった。

しかしネタ帳といっても、ノート自体を持ち歩くのは避けたかった。

 

アナログがダメだなんて言っていない。

手に持つものを一つでも無くしたいだけなのである。

 

ノートに書き写してあるネタは、時に図解入りであったり

殴り書きで勢い任せに書いてあるが、味があったりする。

書いている時の情景を思い出し、その時の流れを思い出したり出来る。

色々な手間と持ち物が増えるのだが、非常に良いことなのである。

 

そこに現れたガジェットツール。

皆さんもお持ちであろうスマートフォンである。

 

そこには文字を書き込むだけで勝手に記録され

余計な手間なくそのまま画面を閉じるだけでオッケー。

 どこでもアクセスでき、それを見返しメモ代わりにできる。

なんという素晴らしい時代になったのだろうと

大いに色んな所でも活用させていただいている。

しかし物事には長所と短所というものがある。

 

書いても減らないメモ帳があり、持ち歩きで困らない。

デジタルツールは便利すぎて涙が出そうになる。

今日もそれを開き、ネタを見直そうと開いてみる。

一通り目を通し色んなネタの中から何かを探してみるのだが

その文字列を見て頭の中に 「 ? 」 が沢山 飛ぶのである。

 

己が書き記したメモの意味が分からない。

 

自分が書いた文字の羅列に戸惑う。

それらを記した時点では、非常に重要な意味を表していた。

メモを取った時間はそれ程に遠い昔などではない。

時間が経っていたとしても、それはさほど変わらないはずである。

ただ変わったのは私の解読力である。

 

自分が書いたのに、その意味が全く理解不能なのである。

淡々とした文字の並びが言葉としては入ってくるのだが

肝心のその時に伝えたかった気持ちが見えなくなっているのも原因。

そして面白いなと思ったネタなのに、今、見返してみると

それ程に取り上げる事など無く、全く面白くもなんともないのである。

それを面白くしようと色々と説明を足しているのだが

説明の意味さえもわからず、本当に何も面白くもないのである。

 

デジタルが良い訳じゃない。

統一した文字列が、時に邪魔になるときがある。

デジタルが悪いわけじゃない。

この手軽さと、便利さはもう手離せない。

 

アナログが良い訳でもない。

持つものを増やし続ける覚悟が無い。

アナログが悪いわけじゃない。

あの分かりやすさは、瞬時に記憶を蘇らせる。

 

その時に一番いい物を選べれると嬉しい。

 

今回は良い着地点に行っただけである。

きっとこの結果は、また違った形になるとであろうと思う。

時と場所で使うものを変えると、モノだけでなく命は吹き返す。

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