大昔のお話のことである。
まだ私が学校というものに入っていた時だ。
https://youtu.be/CGpnyMc4lZw
今朝からの頭痛が酷いという人がいた。
なるほどそれは辛いなあと、言う話をした記憶がある。
保健室で薬を貰う様にすればと言い、とりあえず行ってくると
小走りで教室からでるのを見ていた。
そしてその姿をみて「 今からどこ行くの? 」と私に問う人がいた。
このブログの中心人物 A 君である。
その体系は細身の私たちの中で、非常に目立つスタイルであった。
のび太をいじめず、コンサートを開かないジャイアンであろうか?
さて話を戻そう。
調子が悪い事を伝えてなるほどと言った様子だった。
そして私ともう一人いた、その場で彼は発言をする。
「 頭が頭痛って嫌やなぁ。」
うん、嫌だ。うん頭が痛い。そうかなるほど。
そんなお話をしていた記憶がある。
違和感を感じながら、更に話を重ねてくるA君
細かいことなので話は戻さないでおいたのだが
A 君と二人になり、私は伝えるだけ伝えようと考えた。
「 頭が頭痛っておかしくない? 」
私なりに優しく、気づいて欲しいなぁと言った。
先程の話で多用していたので、気づきは必要と感じたからである。
A 君はきょとんとした顔をして、こちらを見ている。
「 あぁ そうやなぁ 」と、返してくれる事を期待していた。
そして私に向かって、大きな声でこう言った。
頭が頭痛っておかしくないだろう!
私はこの時に、自分が間違っているのか迷った。
咄嗟に他の話をして、その場の空気を変えようとした。
しかしA 君は気に入らぬご様子で、先ほどの頭痛の話へと戻す。
どうすれば通じるだろうと思い、他の例え話をしてみる。
じゃあお腹が腹痛だって言う。
少しの間時間が空き、 A 君は言った。
「 医者でちゃんと、腹が腹痛って説明するだろ! 」
いよいよどうしていいか分からなくなった。
もっと噛み砕かなければ通じないだろうと思った。
「 人に伝える時に、痛い ということが伝わればいいよね。 」
そう話しながら、後は場所を伝えればいいよね。
ここまで A 君は首を縦に、大きく納得してくれた。
「 じゃあ頭が痛い時は、頭が痛いで良いんじゃない? 」
A 君はすかさず突っ込んでくる。
だから聞いてなかったのか?
先ほど言ったように、頭が頭痛だって言ったんだよ。
先ほどから私の頭が頭痛である。
「 じゃあ、もう一度よく聞いてな? 」
私は落ち着き伝える、A君は頷く。
「 ではお腹が痛い時に、腹痛だって言うね? 」A君は頷く。
「 頭とお腹が同時に痛い時はどう伝える? 」
バカにするなと言う表情で、 A 君はすかさず答えた。
頭痛と腹痛だろう!!
その通りである。ミッションコンプリートである。
そうだそうだと納得して、もう一度他の言い方も提案してみた。
その時は「 頭とお腹が痛い。 」とも言い変えれるよね。
それはそうだろうと、 A 君はバカにした表情でこちらを見ている。
間を開ける事なく、私はもう一度聞いてみる。
「 昨日から腹痛なんだけど・・・ 」
では、私はドコが痛いでしょうか?とA君に問う。
A君は何を問われているか不明の顔で、指で私のへそのあたりを突いた。
なるほど、ようやく通じたかと思った。
「 じゃあ頭が頭痛って言わなくていいよね。 」
A 君はすかさずアホかと言わんばかりに返してきた。
だから頭が頭痛っていうのは普通だろう。
先ほどから、私の頭の頭痛が酷くなってきた。
私が間違っているのだろうかと、よくわからなくなってきた。
結局同じ話を何分していたのかわからない。
最後に分かってもらえればよかったのだが
結局は何度もやり取りをしたが、最後までわかってもらえずに
「 お前大丈夫か? 」という顔をされたのが未だに忘れられない。
人は今まで正しいと信じて思ってきたことを
訂正された時に受け入れられない時があると思う。
改めてその内容を考えて、正しく受け取れない場合がある。
いろいろな理由があると思うが、それはプライドであったり
そうだという確信であったり、非常に強い思い込みであったり
己の経験と実証であったりと様々なことがあるとおもう。
しかし間違いを放置するのは如何なものかと思い
私は A 君に、十分な説明と時間を使って話したのだ。
結果はダメだったのだが。
彼は言葉こそ間違ってないが使い方を誤っており
そして私は時間の使い方を間違えたとはやはり考えたくない。
彼が今も「 頭が頭痛だ 」と、人に言ってないかを祈りたい。
私もブログを書くにあたって、色々な間違いがあると思う。
今までもあるだろうし、これからも必ずあるだろう。
間違いや解釈の違いなど、人も色々とおり山ほどあると思う。
色々な言葉を謝って理解していたり、使い方を単純に間違っていたり
漢字などを変換ミスしたりと、それらも色々としていると思う。
あって気づけば直したく、指摘されたら考え応じたいと考えている。
まぁ、ブログなので楽しくだから良いと思う・・・。
しかしここで矛盾が生じる。
それならば 、あの日にあの時にA 君を訂正したのは
会話の中の一言を揚げ足とって、間違いではなかったろうか?
いやそうでないとは信じたい。
言葉の考え方や伝え方は本当に難しい。
今、思い出してここに書き記して改めてそう思った。
別の日なのだが、彼の前で話の流れで私は一言
「 堤防でコケた。ドテッ 」と言ったのだが
何でこけたのと言われたことが未だに記憶にある。
それの説明を求め、彼はどうしたかったのだろうか?
こんな古の昔話を深夜の真夜中に書いて、腹まで腹痛になってきた。