と、ある店のお話

値段の意味

勉強になるが、マネは出来ない価格設定

 

仕事の途中に、人とある場所に食事に入った。

そしてその人と仕事の話をしている頭の片隅で違う事を考えていた。

いや、ウソをついた。

 

片隅でなくて、真ん中で考えていた。

 

そこで出てくる料理を見て感心したからである。

見た目であるのか・・・それは少し違う。

味が非常に美味であったのであろうか?

それともまた違う。

その価格設定はワンコイン以下。

ワンコインで、お釣りが来るのである。

見た目も味にも驚いたと言えば嘘ではない。

 

なぜなら非常に見栄え良く、味も満足するものであったからである。

 

それを切り分け口にしながら思った。

この料理を出して、この値段を払ったとする。

その中より、人件費を店側は確保しなければならない。

他のも店の維持費を当然ながら支払う事を考えねばならない。

それだけではない事は単純に思いつく。

この料理の原材料や、そして作る時の電気やガスなどの代金。

その他に雑費を引くと、残らないどころか足りない。

 

直感的に割に合わないと思った。

 

それを客寄せパンダとして使っていたとしてもである。

それ以上のものを、お客様は欲して頼むであろうと考え値をつける。

そう確信した上で、この価格設定をして宣伝も兼ねているのであろう。

当然、その割合や分岐点なども算出しているのであろう。

この企業努力とノウハウなど感心したのである。

 

ふと誰にも言えず、一人思いついた事柄である。

面白くもなんともない話で、人に言うことは控えているのだが

誰に話しても大して興味なく面白くない、世の非常に重要なお話でした。

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